テストで動作が担保されるとはいえ、事前に開発チーム内で内容を確認した上で、最終的にちゃんと動作するよね?と言うことでテストを実施します。
その事前段階であるコードレビューは、品質の高いソフトウェア開発において不可欠なプロセスです。
このブログでは、コードレビューの基本、そのメリット、そして初学者がスキルアップするためのポイントを解説します。
コードレビューとは?
コードレビューとは、開発プロセスの中で、他の開発者がコードをチェックし、改善点やバグを指摘する作業です。このプロセスは、コードの品質向上、バグの早期発見、そして開発者のスキルアップに大きく貢献します。
レビュー者として担当するポジションでなくとも、他の人のコードを読んでみて、どういうところが良くて、どの点は改善できそうか、意識してみるのも良いでしょう。
コードレビューのメリット
コードレビューは、ただバグを見つけるだけではありません。コードの読みやすさや保守性の向上、開発チーム内での知識共有の促進など、多くの利点があります。また、コードレビューを通じて、より効果的なコーディング慣習やパターンを学ぶこともできます。
また、レビューをすることで、自分がレビュー依頼をするときにどのようなコード、説明、準備があるとレビューしやすいか、相手の気持ちに立って考えるきっかけにもなります。
読みやすいコードを書くために
コードの読みやすさは非常に重要です。読みやすいコードは、他の開発者がコードを理解しやすく、バグの発見や将来の機能追加がしやすくなります。
ポイントとしては、変数名や関数名を明確にする、適切なコメントを残すことが挙げられます。コメントは、コードの目的を説明し、なぜそのような実装になったのかを記述することで、読む人の理解を助けます。
わかっているうちは、単純な変数名でも動作や関連性を理解できるかもしれませんが、自分自身であっても数日前に書いたコードの意味を理解するのに時間がかかることになりかねません。
直感的なコードとは
アップル製品がユーザーに直感的に操作できるように設計されているように、コードも直感的に理解できるようにすべきです。これは、コードが簡潔で、目的が明確で、読み手が見てすぐに「何をしているのか」を理解できるような状態を意味します。直感的なコードは、開発速度の向上にも繋がります。
会社の業務にて相互レビューの他、リーダーや上長がチーム全員のレビューをしている場合、どうしても1つ1つを見るための時間は限られてしまいます。
そうした時でも、従来の構成を真似たり命名規則を統一することで、短時間でもスムーズにレビューすることができます。
まとめ
コードレビューは、開発者の成長とソフトウェアの品質向上のために非常に価値があります。読みやすく、直感的なコードを書くことを心がけ、コードレビューを積極的に活用しましょう。そして、常に改善の余地があることを忘れずに、開発者としてのスキルを磨き続けてください。
書籍なども自ら学びながら、「郷に入っては郷に従え」で、ぜひ職場での方針や注意点について認識を合わせていくことも重要な要素の1つです。
良いところを互いに吸収しながら品質を上げることは、スキルはもちろん、相乗効果を生み出すチーム全体の空気づくりにも若手・ベテラン関係なく協力できるポイントです!
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